SHINING WOMAN PROJECT
HIDEKA TONOMURA
殿村任香
SHINING WOMAN PROJECTは2019年に殿村任香が開始した、
がんと闘い向き合う女性のポートレートプロジェクトです。
SHINING WOMAN PROJECTが写し出すのは、現代女性のリアリティです。
無意識の中にある女性像からの解放と、がん患者に対する概念を変え、
プロジェクトを通して何かを抱えながら生きる事の問題を提起し、
より広い社会で対話が生まれる事を目指します。
Exhibition & PARADE
2020 "SHINING WOMAN #cancerbeauty" Zen Foto Gallery , Tokyo
2021 "SHINING WOMAN #cancerbeauty" , 岡山市男女共同参画社会推進センター
2022 "SHINING WOMAN PROJECT at KYOTOGRAPHIE 2022" /京都国際写真祭 2022 , Kyoto (Exhibition and PARADE)
2023 "SHINING WOMAN PARADE" at TOKYO Prezented by Zen Foto Gallery (Exhibition and PARADE)
Talk Show
2021 10/7 学校法人 就実学園 就実高等学2021
10/8 岡山市男女共同参画社会推進センター さんかく岡山
2022 4/30 KYOTOGRAPHIE 2022 Public Program
対談:写真家 殿村任香×京都足立病院 澤田守男院長
EXHIBITION
KYOTOGRAPHIE 2022
ZEN FOTO GALLERY 2020/2023
©Hideka Tonomura
SHINING WOMAN PARADE
写真家・殿村任香がSHINING WOMAN PROJECT参加者やプロジェクトにご賛同下さる方々とパレードを開催します。プロジェクトのメッセージを、パレードを通してより広い社会へ届けることを目指します。
©Naoyuki Ogino KYOTOGRAPHIE 2022
©Mitsuhiro Kakinuma
第一回 KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2022
第二回 ZEN FOTO GALLERY 東京
TALK SHOW
2019年にがんと闘い向き合う女性のポートレートプロジェクト「SHINING WOMAN
PROJECT」を立ち上げ、2020年に写真集『SHINING WOMAN #cancerbeauty』をZen Foto Galleryより出版し発表した写真家の殿村任香。
撮影を通してがんをはじめあらゆる問題を抱えた女性たちに出会いました。
トークショーでは、本プロジェクトについて、女性特有のがんについて、女性のからだ、セクシュアリティ、女性性とがん、性教育とがん教育の必要性について、HPVワクチンについて、女性が抱えやすい問題についてを性別や世代の垣根を越えて対話を生むべく殿村自身の考えやゲストとの対話からがんを身近な社会問題のひとつとして提起するためにトークショーを開催しています。
2021 10/7 学校法人 就実学園 就実高等学校
2021 10/8 岡山市男女共同参画社会推進センター さんかく岡山
2022 4/30 KYOTOGRAPHIE 2022 Public Program 対談:写真家 殿村任香×京都足立病院 澤田守男院長
Media
Web VOGUE JAPAN 2023年7月
読売新聞 2020年11月
山陽新聞 2021年10月
毎日新聞 2022年4月
VOGUE JAPAN
毎日新聞
Numero TOKYO
ARTLOGUE
Figaro Japan
The New York Times Style Magazine
美術手帖
日本経済新聞 NIKKEI
太陽 Taiyo
Tokyo Weekender
Gal dem (UK)
Pen (France)
QUEEF Magazine (Italy)
Teresa Magazine (Mexico)
인디포스트 INDIE POST(Korea)
Mirrored Society (America)
Hideka Tonomura's Statement for
SHINING WOMAN #cancerbeauty
女性にとって、子宮、乳房、卵巣、髪を失う事は深い深い悲しみです。
絶望と発狂。
出産を夢みる若い女性。
不妊治療をしている女性。
がんになり、子宮、卵巣、乳房を失うと同時に、自分の子どもを産むという夢までもを失う。
女性のシンボルを失う恐怖と向き合う事は、女性性への死を予感させる。
その恐怖を受け入れる事との、地獄の対話。
それでも女性達は、口紅をひき、素敵なお洋服を身に纏い、ウィッグを着用し、戦場である、外界に出ていく。
言葉の暴力と偏見。
無意識とは本当に恐ろしいもの。
卑劣な言葉に対し、人を憎んでしまう事への失望。
でも、私も同様に卑劣な言葉を無意識に使っているかもしれない。
同じ女性として、自分にも起こりうる事。
そして、男性も大切な人に起こりうる事。
女性のがんだけでなく、がん患者に対する概念を変えたい。
女性達が生きやすくなる世の中になって欲しい。
変わらぬ大切な日常として、外界に出れるよう。
乳房、子宮、卵巣、髪を失っても言葉の暴力に合わぬよう。
女性性は臓器によって、決められるものではない。
全ては生きる事を選択した証。
女性はいつだって、どんな絶望でも受け入れ、美しくいる事の強さがある。
輝くという本当の意味を知っている。
命と闘える力がある。
子供の成長を見届ける事が夢だという女性。
大人になって恋愛する事が夢だという女性。
Life is beautiful.
Anytime,
Anywhere,
Any case.
命の芯はいつだって美しい。
女性達は輝いている。
-Hideka Tonomura
殿村任香
Hideka Tonomura 殿村任香
1979年生まれ。大阪ビジュアルアーツ放送・映像学科卒業後、2002年より写真を撮り始める。2008年、自身の家族の日常を赤裸々に撮った「母恋 ハハ・ラブ」を赤々舎より出版。鮮烈にデビューし、世間に重い衝撃を与えた。
2013年には、新宿歌舞伎町でホステスとして夜の人々と生きながら撮った「ゼィコードゥミーユカリ」をZen Foto Galleryより出版し発表した。近年の著作に「orange elephant」(2015年、Zen Foto Gallery)、「cheki」(2018年、Morel Books)、「焦がれ死に die of love」(2018年、Zen Foto Gallery)、「SHINING WOMAN #cancerbeauty」(2020年、Zen Foto Gallery)、「母恋 ハハ・ラブ」新装版 (2021年、Zen Foto Gallery)がある。
また、国内のみならず海外での活躍も目覚ましく、2016年には香港のBlindspot Galleryにて開催された「Shikijo: eroticism in Japanese photography」展、2018年5月にはロンドンのDaiwa Foundation Japan House Galleryにて開催されたグループ展などに参加し、2019年には、がんと闘い向き合う女性のポートレートプロジェクト「SHINING WOMAN PROJECT」を立ち上げた。
2022年3月から始まったパリのヨーロッパ写真美術館のグループ展「Love Songs」、4月にKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭において開催された10人の女性写真家によるプログラム「10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭」にも作品を出品し、同年秋にデビュー作「母恋 ハハ・ラブ」がパリにあるLa MEP ヨーロッパ写真美術館にMEPコレクションとして収蔵された。